周りに当たり散らすのですが、
アルコールを口にしなければ、
今まで通りのいつもの表情。
本当ならこの段階でアルコール依存症を疑うべきだったのですが、
仕事の疲れやストレスのせいだと勘違いしてしまい、
より深刻な状況に追い込んでしまったのです。
初めの頃は週に一日、二日しか口にしなかったお酒が、
週に三日、四日...
ついには常にお酒を手にしていないと、
落ち着けないというところまできていました。
アルコールがないと調子がでないとか、
体調が悪くなると話していたのですが、
今になって考えてみると、
アルコールを口にするほうが体に悪かったのです。
この頃から本格的にアルコール依存症を疑うようになり、
家の中のお酒をすべて処分して、
口にすることができないようにしていました。
お酒を隠す作戦は功を奏したのですが、
しばらくすると家の外でお酒を飲むようになり、
しまいには外で買ってきたお酒を、
家のどこかに隠しておくようになっていました。
家族のみんなが寝静まったあと、
一人でこっそりお酒を飲むのです。
翌朝になれば酒臭い匂いですぐにばれてしまうのですが、
それでもお酒を隠すことはやめませんでした。
この頃には家族の誰もが、
アルコール依存症であることを疑いませんでした。
長い戦いの始まりでした。
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